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​パラグアイの風景
アルパとは

 

アルパは爪を使って奏でるハープで、キラキラとした音が特徴です。

​高さ約150cm、重さ8kgほどの木製の楽器で、弦は37本あります。

オーケストラなどで使われているクラシックハープとは奏法や音色も違います。

楽譜を必要としないので曲のアレンジや表現方法が自由で個性を出しやすく、

100人のアルパ奏者が同じ曲を弾いても100通りの曲になると言われます。

アルパは南米の民族楽器で、ハープ(Harp)のことをスペイン語でアルパ(Arpa)と言います。

アルパとは
アルパとは
アルパのふるさと

 

​南米各地にそれぞれのアルパがあり、国や地域によって楽器の形や材質、演奏する曲なども様々です。

その中でもパラグアイのアルパは楽器としても完成度が高いと言われます。

パラグアイは南米の中心に位置する海のない国で、言語はスペイン語です。

陽気で音楽好きな人が多く、休日には街のいろいろなところから音楽が聞こえてきます。観客はアルパやギターに合わせて歌ったり踊ったり、とても楽しい国だなと感じました。

アルパのふるさと
パラグアイについて
​食事

   パラグアイでは肉料理が多く​​​、芋やパンもよく食べられます。

チパ、エンパナーダなどのパラグアイ料理も美味しいです。

デザートはカラフルでとても甘いです。

​生活

   パラグアイでお世話になったペンション アミスタさん

日本人のご夫婦が経営されていて、お二人とも日本語とスペイン語を話されます。

お願いすると日本で食べるようなラーメンや餃子を作ってもらえます。白米や豆腐、納豆も食べられます。キッチンを借りて自炊も可能で、とても生活しやすかったです。

アルパのレッスンもペンション内で可能で、現地のインストラクターとコンタクトをとってセッティングしてもらえます。

​観光

   空から見たパラグアイは赤土で緑も多いです。

   パラグアイの観光スポットといえばイグアスの滝。

世界三大瀑布の一つでパラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの国境に位置します。

迫力満点の滝を間近で感じられ、滝の周辺に生きる植物や鳥、カラフルな蝶なども見られます。

   パラグアイは蒸気機関車によって走る列車が大陸で一番最初に開通した国で、当時の駅の構内を再現した建物や、その歴史を知ることができる施設があります。

昔は薪で走る列車が毎朝とれたての牛乳を街まで運んでおり、人々は牛乳列車と呼んでいました。

その列車をモチーフにした曲が作られ、パラグアイアルパの三大名曲の1つ「牛乳列車(Tren Lechello)にもなっています。

   セントロ(首都アスンシオンの中心街)はアルゼンチンとの国境パラグアイ川の近くにあり、ホテルからの眺めがとても綺麗でした。

パラグアイ川はとても大きく、開放感のある素敵なところです。

   パラグアイではアルパを演奏する時や、踊りを踊る時に着る「ニャンドゥティ」という衣装があります。

ニャンドゥティとはグアラニー語で蜘蛛の糸という意味で、その名の通り一本一本糸を張ってレースのような模様を作っていきます。

 

ひとつひとつ人の手で作られる伝統工芸品で、植物や動物、太陽など自然のものをモチーフにしたデザインが多いです。

原色を使ったカラフルなものや、パステルカラーを使った淡い色合いのものなど、色彩豊かで見ているだけでも楽しくなります。

​結婚式

   結婚式でアルパを演奏させていただく機会がありました。

パラグアイの結婚式は夜から始まり、式の後は朝までみんなで踊るという賑やかで楽しいものでした。

日本ではブーケトスをして花束をキャッチした女性が次に幸せになれると言われますが

この結婚式では少し違った面白いものでした。

風船の中の小さな箱に一つずつ指輪が入っていて、一人一つ風船を選びます。

そして風船を割って本物の指輪が出てきた人に幸せが訪れるそうです。

​お天気も良く、本当に素敵な結婚式でした。

​おめでとうございます♡

   1,2日目はホールで、3日目は野外のステージで開催されました。

フェスティバルは夜開演で、深夜まで演奏が続きます。

夏前と言っても野外では昼間はとても暑いので、夜の涼しい空気が気持ちいいです。

第10回世界アルパフェスティバルに出演しました。

演奏曲

*Cascada(滝)

*Picaflor(ハチドリ)

世界アルパフェスティバル

   パラグアイで毎年開催されている「世界アルパフェスティバル(Festival Mundial del Arpa en el Paraguay)」

南米を中心に世界各国から30組以上のアルパ奏者が集まり、3日間にわたって演奏をするお祭りです。

パラグアイ、アルゼンチン、コロンビアなど南米からはもちろん、メキシコ、フランス、イタリア、日本など様々な国から集まったアルパ奏者の演奏をたっぷりと聞くことのできる一大イベントです。

演奏者自らが作曲した曲や、自分の国の曲、パラグアイアルパの名曲など演奏曲も様々で、演奏スタイルや見せ方、他の楽器との合わせ方なども多種多様でした。

パラグアイの人々はこのフェスティバルを毎年楽しみにしていて、会場は3日間とも満席で立ち見が出るほどでした。

世界アルパフェスティバル
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